第23章 聖誕祭
日本「あの時…
私が、あなたを護れてさえいれば…」
苦しげな顔をし、
拳を強く握りしめる日本さん…
日本さんたちが言う
『その時』を語るには
少し、時間を遡らないといけません。
日本さんとケイトさんが
忍者修行を終えてから、数年後…
二人は、また
ずっと、共に暮らし続けていました。
1850年、江戸
春…
ケイト「日本!日本~!^^♪」
そう叫びながら、
足を止めた日本さんの足にしがみつく
6歳の外見まで成長したケイトさん。
(ちなみに、
その当時は、1814年に3歳の外見をしており
10年につき、1歳年を取るように外見が成長していました)
日本「ケイトさん;またついてきたんですか?;」
ケイト「うん!^^だって、
ずっと一緒って、約束でしょ?^^(にっこぉー」
日本「//…仕方ありませんね(困り顔&微笑」
その時、日本さんは
その頭を撫で、尋ねました。
日本「留守番を任せようと思っていたのですが…)
ケイトさんも、一緒に行きますか?(微笑」
ケイト「うん!^^」
すぐさま、嬉しそうに頷きながら叫ぶように返事するケイトさんに
日本「では、行きましょうか^^」
ケイト「うん^^//」
日本さんは、
その右手を、自身の左手で取りながら
二人そろって、歩き出しました。
ケイト「るんるん)日本と一緒だと嬉しいなぁ~^^)
また買い物?日本人って好きだよね~
私の国には、そんな概念ないからなぁ~;
お互いにとって、欲しいもの同士で交換こってだけだったし;」
そう考え込むケイトさんに対し
日本さんは…
日本「くす)食糧をもらうためです」
ケイト「私の国では、国民の皆で共有し合ってたよ?;」
日本「そんな国があるんですか?」
ケイト「うん。…正確には、あっただけど…いけないから…(うつむく」
説明してから、尋ね返しました…
その後、
ケイトさんの顔色が沈んだことから
日本さんは、
『きっと、行きたくても行けないことと、
寂しさを感じて、沈んでいるんでしょうね』と、
すぐに悟りました。