第23章 聖誕祭
その後の昼…
ご飯を食べ終わった後
ケイトさんは、日本さんに
再び、ご神木の前へと呼び出されていました。
ケイト「どうかしたの?」
ざぁぁぁぁぁ
風によって、
ご神木の木の葉が揺れる中、
日本さんへと顔を向けるケイトさんでしたが
日本「…ケイトさん、
あの時…言いましたよね?
『ずっと、共にいましょう』と」
日本さんは、
ご神木を向いたまま…呟きました。
その思い出を、噛み締めるかのように…
ケイト「?それがどうかしたの?(首傾げ」
言っている意味がつかめず、首を傾げるケイトさん。
(その言葉は、『77~78』ページ参照です)
日本「私はあれから…
ずいぶん後に、あなたに告白されましたよね?」
ケイト「したよ。大きくなったら、結婚してって。
遠い空を見上げる様子も、顔も…
温かくて、全て優しく包み入れる性格も…
父上に似ていて…
それ以上に、日本に惚れたから^^//」
ようやく自分の方へ向いた日本さんに対し、
少し嬉しそうに笑いながら答えるケイトさん…
日本「あの時の出来事…覚えていますか?」
ケイト「…忘れるわけないじゃん。
忍者の修業の後…私は…」
日本「ずっと、一緒にいたが故に…
逆に、危険におとしめ入れてしまったこと…
未だ、夢にも出てきたり…どうしても、忘れられません」
ケイト「日本は悪くないじゃんか!!;」
日本は悪くないと叫ぶケイトさんでしたが
日本「しかし!!」
即座に叫ぶ日本さんに
ケイト「ビクッ);」
思わず、肩を震わせました。
拳を握りながら…
日本さんを未だ苦しめる過去とは…一体?