第22章 聖誕祭まで
そんな時…
朝日みたいな『白い光』が…天井から舞い降りてきた。
そして…
ケイトに触れた瞬間…弾けた。
その直後、声が響いた…
『大丈夫だよ』
ケイト「父上!?」
『…教えたはずだろ?
私たちは、自然と共にいる。
自然と共に生き、その中で…まだ、生きている。
たとえ目に見えなくとも…
ずっと、すぐ傍にいるよ。
いつも…どんな時でも…『一緒にいるよ』。
この国に生きた、先代たちと共に』
ケイト「父上!;」
『ケイト…忘れないで。
『心は常に、自然と、皆と共にあり』。
ヴィージュア』
ケイト「母上!;…ありがとう;
また、辛さで押しつぶされそうな時…
きっと、ここで泣くと思う;
でも、またちゃんと立ち上がるからっ;(ぽろっ)
何度でも、ちゃんと…立って;…起き上がって!;前に進むから!!;
…二度と…同じこと、繰り返させないからっ;
あの世で、幸せでいてて;
きっと、死んだらまた会いに行くからっ;(泣き震え)
その時まで、ずっと…見守ってて;
大好きだよ;…ずっと…ずっと…
『愛してる』;」
声が重なる中、
涙ながらでも…
その時は…想いは、重なった。
そして…
同時に、三人は微笑み…
白い光が消えると共に、
朝日の光が、神殿の中に入ってきた…
まるで、『前に進みなさい』とでも言うかのように…