第22章 聖誕祭まで
私が…あの時、あぁしなかったら…
父上も母上も…死なずに済んだ?
でも、そうしたら…
今の、誰も死ななかった結果にはならないかもしれない)
父上…母上…
ごめん;(涙&拳握りながら震える」
ぽとぽとと音を立て、
涙が落ちる音と、しゃっくりを上げる声が響く中…
ケイトは、ひざまずいた。
ケイト「あの時、私があぁしてなかったら…(拳握る)
くっ;…ひっく;…うっ;
私はただ…
あの時のように…一緒に過ごしたかった;
毎日、一緒に…色んなことして…;
そうしたことをまた、やりたかった!;
だから;…だから、あぁしたんだ!;」
そして…拳を握りながら、涙と共に叫んだ。
それでも…応えるものは、何もいない。
ケイト「話したいのに、話せないっ;
会いたいのに、二度と会えないっ!;
死んででも助けるなんてこと…
望んでなんかはいなかった;誰もっ!;
そんなの望んでなかった!!;
そして私もっ;…っ;
嘘つき…;…何だって…;勝手に;
勝手過ぎるよ…;何も言わないで;
私もだけど…それでも、死なせたくなかったんだ;;
だから…だから、全部をかけて護り抜いたんだっ;;
バカ…;(哀しみに震え&拳握る)
ずっと、一緒にいるって言ったじゃんか!!;;
ずっと…ずっと…ずっと!;
どんなことがあったって!!;
どんなことが起こったって!!!;
ずっと一緒だって、約束したじゃんかっ!!!!;;」
止まらないしゃっくりと涙…
その中、拳を握る力を強めながら
想いを露わに、叫び続けた。