第22章 聖誕祭まで
それから…
AM3:30
眠りについたものの…
嫌な夢を見たらしい
ケイトさんが、
ふらふらと神殿へ歩み寄っていました。
ケイト「…
(あの時、
紀元後=西暦814年7月1日
邪神が再び、暴れ出した。
だから、
私は、遺跡に結界を作り出すと同時に張った。
遺跡に…そこにいる皆に、影響を与えないために…
だが…
力が、足りなかった。
だから…
私は、神器と一体化した。
そして…
全ての力と引き換えに、
私は、神殿ごと邪神を
いるべきはずの神界へと、送り返した。
そうして…
力を使い切った私は…
死ぬはずだった。
けれど…
父上と母上が…
父上の神器に、全ての力を送り込みながら
空間を越えて…私がいる場所へと送り
死にかけていた私を、蘇らせた。
父上の神器を通して…
遺跡での状況…
力を使い果たした父上と母上が
命を落としたことを知った。
そうして…
目を覚まして、状況を解るまでの間…
ずっと、千年もの長い間…眠り続けていた。
起きた時
キュン太(熊)からなめられながら…
神界へ送り返すことに成功したことと
神殿も元通りに、同じ場所へ帰って行ったことを知り…
すっごく、後悔していた…
ずっと
ずっと…
ずっと……
一人っきりで………
でも、
そんな時…
日本と中国が、この島に流れ着いた。
それから…
心が救われたように感じた
でも…