第21章 合流
宮殿の前の
噴水広場
その二つの間に
祖父の銅像はあった。
ロシア「かっこいいね~^^」
ケイト「そうだね。
紀元前5万年から紀元前3000年まで…
ずっと頑張り続けてきた、立派な英雄だよ」
ロシア「本当に、心から尊敬してるんだね^^」
ケイト「うん!だってさ…すっごく立派だから…」
ロシア「ふぅ~ん」
二人は、その銅像を見上げていました。
ケイト「ロシア、本当にありがとう^^」
ロシア「ケイトちゃんって、いっつもお礼ばっかりだね
少しは、自分自身にもありがとうって言ったらいいのに」
ケイト「え?(きょとん」
その言葉の意味がケイトには解らず、
思わず、首を傾げながらロシアを見た。
ロシア「だって…いっつもケイトちゃんは
自分がいいことをしても、当然のことをしただけだって。
人には礼を言うくせに、人には言わせてくれなさそうだから」
ケイト「あ!;…ごめん;(うなだれる&ズーン」
ロシア「うふふ♪謝らせたくて言ったわけじゃないよ。
ただ…少しでいいから、自分をほめてみてもいいんじゃないのかな?」
ケイト「…そうかな」
ロシア「うん!^^
だって、僕はいっつもそれで助けられているんだから…」
そして、ケイトを見つめ返すロシア。
ケイト「ロシア…ありがとう(微笑)
なんか、元気出てきた!^^
ずっと、自分のせいだって責めてても…
そんなの、喜ばないよね…(苦笑」
ロシア「うん!^^♪」
ケイト「なんか…助けてもらってばっかりだな^^;」
ロシア「僕だって、ケイトちゃんに助けてもらったよ?
昨日だって、いっつも…ずっと…」
ケイト「ロシア…ずっと、親友だよ^^」
そう言い、涙目になりながら
ロシアの手を取るケイト。
それに、
ロシア「うん!^^♪」
その手を両手で握り返す、ロシアさんでした。