第20章 部隊
南東の森…
「我々、肉弾戦専門部隊!!
今日も日夜修行に励み続けることを、ここに誓う!!!
『ヴィージュア!!!!(拳を胸に』」
ドイツ「…その、ヴィージュアというのは何だ?;」
「日本語よりも昔
ヴェルシャ語という日本語とは違った言語が使われていた。
その名残だ。今でも、その伝統は受け継がれ続けている」
プロイセン「けっせっせっせ!!俺たちも、混ぜてくれないか?
その紀元前5万年から続いている肉弾戦によ」
「ああ!いいだろう!!お前たちは筋がよさそうだからな(微笑)
私は、チャールズ!!2000年隊長を務め続けている者だ!!!(自分を親指で差す」
ドイツよりも筋肉質でありながら、
凄まじい速度の身のこなしを見せていたチャールズさんは
「よろしくな(微笑」と微笑みながら、二人に握手を求めた。
ドイツ「よろしく頼む!(お辞儀」
プロイセン「けっせっせ。御託はいいから始めようぜ!(微笑」
チャールズ「ああ!
まず武術というのは、ただ打ちのめせばいいわけではない!
『打つ』
『突く』
『蹴る』
『掴む』
『投げる』
『絞める』
『逆関節を決める』等の技を総合的に用い、
相手を制圧する格闘技術!
その名も、風月流だ!!
相手の動きを読み、
相手の動きを生かし、
それでなおかつ自身の動きも最大限生かす。
全てを生かした、武術!!
それこそが、紀元前5万年から築き上げられ続けてきた
『最強の格闘術』の証だ!!!!」
ドイツ「具体的に、どういうことをすれば?」
チャールズ「いいか?
もしも単純な力の一点集中だと1200㎏として
その上、
『遠心力』や『全身の微細な動きの変化』や『勢いによる力』等
全ての力をも完全にモノにして
一つにした場合、『相乗効果』が生まれる!
その勢いが『瞬間速度、秒速500m』と音速を超えれば
本来の100倍にまで上がり、120トンになることもある!!
それでありながら、
体は無傷になるよう
些細な動かし方まで、全て身につけさせる!!!
全身の力の生かし方が、完璧に染み渡るまでな!!!!」
ドイツ「ふるふる)…感動だ;
こんな素晴らしい武術を、身をもって体験できるとは!!」
プロイセン「いくぞ、ヴェスト!!」
ドイツ「ああ!!兄さん!!」
そして…修業に明け暮れるのでした。