第20章 部隊
東の林
木の密集地帯…
「私たちは自然環境保護専門部隊、
私は隊長のセイレン!彼は副隊長のシェンシィ!
よろしくね^^」
ハンガリー「ケイトちゃんと同じで、髪の毛が短いわね…」
セイレン「そう?だったら嬉しいなぁ~^^
私ね…彼女に憧れて、ここに来たのよ。
歴代の中でも天才だ。とか、色々言われてるけどね…
本当は違ったの…
必死に努力し続けて、何度転んでも、何度やられそうになっても
大切なもののために…
皆の笑顔を、皆の幸せを護るために…
必死に、何度でも立ち上がって…
立ち向かい続けていったの…
頑張って頑張って頑張って…
そしてようやく、隊長になったの。
その姿に、私は小さいながらに憧れて…
私は、そこまで強くなかったから…
でもね、
ケイトは『大丈夫だよ!セイレーンなら、絶対できる!^^』って
こんな私を、ずっと信じ続けてくれたの
それからやっと隊長になったと思ったら、もうケイトは国王に…
でもね、セイレーンなんてあだ名をつけて
今も呼んで、大切そうに接してくれるのよ^^
私、2201歳で…
ケイトは、来年で2301歳で24歳の外見になるのよね…
って言っても、擬人化した国だから変わらないか^^;」
リヒテン「凄く…いい話ですね(微笑」
ハンガリー「…もしかして、ケイトの声…皆に聞こえてた?」
セイレン「聞こえていたでしょうね^^;
自然を通して、私たちの考えも心も…魂も…通じているから…
過去に支え続けてきた、全ての人たちも…
だから、私たち『国に住む民』は、皆家族なの(微笑」
リヒテン「そうなんですね。とても仲がよさそうで、うらやましいです(微笑」
セイレン「何言ってるのよ。茶髪でカチューシャつけてる私よりも
あなたの方を、可愛くて大事な妹のように想ってるみたいよ^^ケ・イ・ト・が♪」
リヒテン「え?そうだったのですか?」
ハンガリー「ええ^^ずっと、そういう眼で見てきていたし」
リヒテン「私…とっくの昔から、姉のように慕っていました//」
セイレン「それ話してご覧^^きっと喜ぶわよ~」
キャッキャッと話し合い続ける三人…
あの…部隊の役割の話は、いつするんでしょうか?;