第19章 伝統と文化
ケイト「遠い昔から受け継がれてきた。
それは、部隊でもあり、文化でもあり、伝統だ。
それを護り抜き続けるのが、私の役目だ。
あの聖誕祭のおかげで、国内の争い合いはなくなった。
される側の気持ちを、皆がお互いに考えるようになった。
慈しみ合い、尊び合い、大事にし合い、大切にし続けていく。
皆が一丸となりながら、支え合い続けていく。
皆が存続するために、皆が笑顔でい続けられるように…
皆が、幸せであり続けられるように…
そんな願いが、紀元前5万年から続いてきた。
祖父上から…父上から…皆から…
ずっと…
だからこそ、神から授かることが出来た。
それが、
自然の力と、人の想い、魂の結晶
『神器』なんだ。
人の『想い合う心』、それこそが一番重要なんだ。
大切で、失っちゃいけないものだ。
だから私は…ここにいる。
また、皆に目を向けていられる。
だから…また、会えた時…また、皆と笑い合えた時…
涙が、止まらなかったんだ(ポロポロッ)
また、一緒にいられる。
止まった千年もの時を、やっと…
皆で取り返せられるんだって…
だから、皆…
本当にありがとう^^
皆がいなきゃ、また帰りたいなんて
きっと思えなかった
ずっと
ずっと…
ずっと……
ずっと、皆(国民)に会えなくて…
すぐ前まで、ずっと過ごしていたはずの皆(国民)に会えなくて…
すっごく辛かった(涙)
自分で選んだことでも
すっごく嫌だったんだ…;
でも、国の皆は与えてくれた。
私に、『絆』という大事なものを…
大事な想いを、再び持たせてくれた(微笑&涙)
国を越えて、想いを越えて、想い出を越えて…
生きていれば、いつか会える…
やっと、辿り着くことが出来た
傷付きながらでも、
転びながらでも、
絶望に打ちのめされそうになって、
死にたくなっても…
寄り添ってくれる人がいれば…
それだけで、すっごく幸せなんだ…