第19章 伝統と文化
ケイト「まず人の力…遠い昔、雨乞いとかなかった?」
イギリス「あるな」
アメリカ「それが、どうかしたのかい?」
ケイト「その部類と似ているのさ。この力は」
イタリア「どういうこと〜?;(首傾げ」
ドイツ「…もしかして、念じたことが実現することか?」
イタリア「ねえねえ、雨乞いって何?」
日本「雨乞いというのは、日照り続きの際に雨を降らせるため行う
呪術的・宗教的な儀礼のことです。祈雨(きう)ともいいます」
スイス「ということは…我輩たちと同じような『科学』ではなく
『自然』、魔法のような方向へと進化したということか」
リヒテン「とても興味深いですね」
オーストリア「普通なら信じないでしょうが、
実際、この目で見ていますし」
ハンガリー「ええ。まさか、本当にこの世にあるなんて…」
ケイト「力の発動の仕方を表すと、こうなる。
『自身』が『自然』を護ろうとする
=『祈り』を捧げ、『自然』を汚さないように尽力し続ける
↓
『自然』が『自身』を護ろうとする
=『自然の力』を与え、使えるようになる
↓
『自身』に合った属性の『自然の力』を
自在に扱いこなすことで護ろうとする
=高密度になるにつれ、『神器』が使えるようになる
↓
『自身』に合った属性の『自然の力』を
『自然』が『自身』に与えることで護ろうとする
=その力を使ったことによる『悪影響』から護られる
『自然の力』に『属性』という種類があるように
その種類によって、
各々の魂の性格というか性質だとかで、人にも相性がある。
人の念じる『想い』と、その『想いの強さ』に対して
応えやすい『自然の力』の『属性』=第一系統ってわけ」
ドイツ「それが、俺たちと向き合っただけで
第一系統の属性が解った理由…ということか(頷」
イタリア「ってことは…人と向き合うことで
その人が、どの『属性』と結びつきやすいかを見抜いたってこと〜?」
ケイト「大正解!^^」
イタリア「ケイトちゃんが解り易く説明してくれて助かったよ〜^^」
ケイト「えへへ^^//ありがとう//(微笑」
その説明で、皆は納得したそうです。