第3章 出会い(イギリス編)
チーチッチッチッチ
響く鳥の鳴き声。
ざわざわざわ
風にそよぐ葉の音。
イギリス「ったく。にしても
深い森だなぁ~;暑いぜ;」
ぶつくさ文句を言いながらも
歩き続けるイギリスさん。
イギリス「にしても…
人っ子一人現れねぇな;
…本当に…
こんな所に人なんているのか?;」
がさっ。
ケイト「ちょっと早かったかな?)
ん?」
イギリス「いたぁーっ!!!!;」
ケイト「ビクッ)何!?;」
歩いていた道の草むらから
急に出てきてケイトに驚いて
思わず叫ぶイギリスと、
同様に驚いて叫ぶケイトでした。
イギリス「あ…驚かせて悪い;
俺はイギリス。
ある噂を聞いて、ここに来たんだ。
この国の主は、どこだ?」
ケイト「ん」
イギリス「って何で自分指さしてんだ!?;」
ケイト「私も、擬人化された国だから。
父上も祖父上から受け継いで、
私は父上から受け継いだんだ」
イギリス「!?そ、そうだったのか。
なら、話しは早い。
俺は、お前と交易しに来たんだ」
ケイト「交易?何それ」
イギリス「知らないのか!?;」
ケイト「うん」
イギリス「交易って言うのはだな;
あるものをもらって、かわりに違うものをもらう。
要するに、交換し合うって感じで」
ケイト「あー。物々交換?いいよ^^」
イギリス「いよしっ!!」
そうガッツポーズするイギリスさんは
一体、何を考えているんでしょうか?