第15章 エヴァンヴィッヒ王国
そしてご神木…
中国「はぁーっ!;やっと着いたある!;」
フランス「もうへとへと〜;」
二人して、ご神木の下の草に倒れ込みました。
日本「私たち、この距離を必死に走っていたんですね…」
後ろを振り返りながら、
何㎞も離れたであろう遺跡のあるカルデル湖を見る日本。
ちなみに、ご神木は山のすぐ根元にあります。
それにより、カルデラ湖よりも高い場所にあるため
カルデラ湖を一望できるのです。
ドイツ「頷)ああ。イタリアを探しに遺跡へ走って
そしてまた、ケイトを助けに遺跡に走って…走り通しだったな」
アメリカ「そんなことより!!
力を身につけるのが先なんだぞ!!!^^(拳握る」
ケイト「そんな気持ちじゃ無理だよ?;」
アメリカ「何でだい?(きょとん」
ケイト「まず、祈り方から指導しないとダメだな!
イタリア!イギリス!降りてきて!!じゃないと
自然の力も、神獣も『自分のもの(一部)』とは言えないよ〜」
イタリア「ヴェ?解った〜♪今、降りるよ^^」
イギリス「わかった」
ロシア「ねえねえ、ケイトちゃん。
祈り方って、どこの国と似たような感じなのかな?」
ケイト「そうだね…まあ、どうでもいいよ。
まずは片膝をつく!この時、『自然への偉大さ』に敬意を表するように!!」
言いながら、実践するケイト。
ロシア「ねえねえ、どっちかを地面につけるんだよね。
その時、どっちの足でもいいの?」
ケイト「頷)うん。やりやすい方でいいよ」
ドイツ「それから後は、どうすればいいんだ?」
皆、ちゃんとやりました。
ケイト「そしたら、
両掌を、胸の前に来るように握り合わせる!!
この時、『自然への感謝、愛』を表するように!!!
以上!!!!」
イタリア「え?;これだけ?」
ケイト「…これだけ。紀元前5万年からずっと続けられてきた祈り方だ!!!!
できなければ国民失格!!!!」
日本「そんなに!?;
…ですが、少しどこか懐かしい感じが…」
ドイツ「俺もだ…」
イタリア「うん^^」
ロシア「心地いいよね^^♪」
フランス「寝そべりたくなるなあ^^」
中国「いいあるなぁ^^」
アメリカ「ああ。いいなぁ^^」
イギリス「…先に祈れよ、お前ら;」
ほこほこしている皆に対し、
イギリスは『目的を忘れるなよ;』と思ったそうです^^;