第14章 復活
それから…
ケイト「え、何?一体何!?;(おろおろ&あわあわ」
日本「よかったっ;本当によかった;(ぎゅぅー!!」
涙を両目からこぼしながら必死にケイトを抱き締める日本。
それを見ながらも、状況が全く掴めず、おろおろし続けるケイト。
そのケイトへ話しかける人が一人…
イタリア「ケイトちゃん」
ケイト「?」
イタリア「おかえり^^」
ケイト「…ただいま^^」
一瞬、状況が読めなくて固まった。
だが、その言葉に感謝を込めながら呟いたのだった。
日の入りと共に、目を覚ましたケイト…
その顔は、いつもと変わらぬ笑顔だった。
そして…
神殿は、まるでそれを祝福するかのように
日の入りの光を受けながら、綺麗に輝いていた。
それから落ち着いて…
遺跡に戻ると、そこには水のようなものはなく
昔通りの金ぴか状態だった。
その上、
父上と母上以外は全員生きていた。
ロシア「ねえ、何で空間が戻ってるの?」
ケイト「あの時…死んだ時、父上と母上に会ったんだ。
その時
『まだ、ここに来るには早過ぎる。
帰りなさい、待つ人たちがいる場所へ』
二人だけじゃなく、祖父上からも力を送り込まれて…
気が付いたら…皆が、隣にいたんだ。
空間が違うようにすることで接し合えないようになっていただけだった。
その予測は、間違ってなかったんだ;」
ドイツ「つまり、その役割と同時に
ケイトが死に掛けた時に助ける力もあった。
邪神が再び復活しようと襲うことを想定したってことだろうな」
ロシア「たぶん、神殿の内部に刺さっていた
エヴァンって言うケイトちゃんのお爺ちゃんの神器も
ケイトちゃんを助けたかったんだろうね^^」
ケイト「うん;…よかった;本当に良かった;;(ぼろぼろ」
日本「あ;…ケイトさん」
ぼろぼろと泣き出すケイトを見て
日本は…それを優しく抱き締めました。