第14章 復活
どごぉ!!
中国「くっ;」
フランス「ってぇ!!;」
そして、神殿の柱へ叩きつけられた。
ロシア「ケイトちゃん…」
『それにしても、良く役立ってくれた。押さえるばかりの屑が、ようやく役に立てるんだ。喜べよ(黒笑』
アメリカ「黙れ。殺すぞ(睨む&冷やか」
それに銃を突きつけるアメリカだったが…
イタリア「ケイトちゃん;ケイトちゃん!;…
ぐすっ;こんなのやだよお;;(泣き震え」
横たわったままのケイトに這いずりながらも行き、
泣きじゃくるイタリアに対し、そちらに気がそがれた。
日本「どいて下さい!!」
それに対し、
日本は、ケイトへ
心臓マッサージ&人工呼吸を、ひたすらし続けた。
アメリカ「日本…(驚き&悲しげ」
『そんなに悲しむことはない…
お前らも、一緒に行くんだよ。あの世にな。
もう忠告はおしまいだ。離れようともしないガキが。
お前らと引き換えに、
我は、この世に蘇る!!』
そう言いながら、術式を解放しようとしたその時
ごすっ
物凄い音と共に、邪神へ水道管を振り下ろしたのは…
ロシア「うふふ♪やっぱり、術を使う時は実体化するみたいだね。
手ごたえ、完璧だったよ(黒笑」
そう黒い笑みを浮かべながら
皆の代わりに一矢報いたロシアだったが…
『ふっ…だが、お前らは終わりだあ!』
その直後、円状の術式が闇の光を放ちだした。
そして、全員が闇に飲み込まれそうになった直後、
日本「!!…ケイト、さん?」
皆があっけにとられる中、
ケイトが白い光を放つ人型の魂になって、
自身の体から出てきた。
そして、エターナルブレードを地面に突き立てて、
「最終奥義、聖臨・災牙(せいりん・さいが)」
そう言いながら、白い光を送り込んだ。
白い光が、全てを包み込んだ。
それに伴い、眩し過ぎて何も見えないはずだったが
自然の姿が、皆のまぶたに浮かんだ。
愛が故に、災いから護り抜こうとする牙を解き放ったのだった。
それにより、術式を解除させるだけでなく、
邪神が、この世と関われなくなった。
『バカな!魂と引き換えに』
シュンッ
その言葉と共に、
邪神の一部は、完全に消え去った。