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イルカとアリス 【free!/ギャグ/遙オチ】

第1章 穴無き穴と仲間達


「まさか・・・そんなんじゃないでしょ。」
「そうですよ、渚君天方先生の言ったこと信じてるんですか?」
「いやそれです。」
「だよねー・・・えぇぇぇええええ!!!???」


真琴様と同時に江ちゃんまでも後ろに引いて叫んだ。
もう夜も遅い、迷惑だゾ★と思ったがまぁ叫ぶのもわかる。にしては当の本人の心境は安定そのもの波風一つたっちゃいない。


「どどどどどどういうことなんですか!?あるんですか!?この世にそんな超常現象的な・・・っていうか超常現象が!!!!」
「何があったの!?まさかさっき溺れた時から水がまだ抜けてないとかー・・・いやそんなまさか何が君にそう言わせているの!?!?」


両サイドの真琴様と江ちゃんグイグイくるなー・・・。
そんな中、未だ興奮気味にも落ち着きを装った葉月君が2人を私から引き剥がす。


「もー、2人ともちょっと落ち着いて!・・・で、何でそう思うのかな!?っていうか何が原因でこっち来ちゃったのかな!?」
「・・・私の学校には、七不思議がありまして。」


七不思議!?と三人は息ピッタリに叫んだ。
もうここまでくると何だか面白いなこの三人組。


「で!?」
「・・・確かー・・・うちの男子更衣室のシャワールームで、深夜12時ピッタリに1番奥の個室を使うと溶けて無くなる・・・とかだった気がします。」


葉月君は今にも歓喜で踊り出しそうにギラギラしているが、残りの2人は空いた口が塞がらないのかアホヅラをしていた。


「これなんですかね、原因。」
「ぜっっっっっっっっっっったいそれだぁぁあああー!!!!!」
「いやいやいや違う違う!!!落ち着いて渚!!!」
「落ち着きましょう皆さん落ち着きましょうってか私も落ち着きましょう・・・!!!」


多分葉月君が囃し立てるから両サイドがどよめいてるんだろうな。とかこの状況に少し笑いながらも、三人をまぁまぁと宥めようとする。がこの暴れ出した者共はなかなか落ち着かない。
どうしよう、これじゃあこの家に苦情が・・・。


その時、その家の現家主がぬっと居間に登場した。
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