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湘北高校でつかまえて【SLAM DUNK】

第13章 お掃除大好き!


『さぁ、今日も部活だー!』

放課後、鼻歌まじりに桜木がバスケ部部室のドアを開ける。
するとすでに渚が来ていた。

『あ、渚さん』

部室内に一人でいる渚を見てキョトンとする桜木。

『今日は早いっすね』

『ちょっと部室の掃除をしてて…』

『こんな汚い部室、他の部員たちにやらせるからいいですよ!!
渚さんの手を煩わせるなんて…』

『いいのいいの!私、掃除好きだから!』

『綺麗好きなんですね…!!』

桜木が感心したように言う。

『あっ、着替えるよね?今出るから』

『待って下さい!渚さん!』

『えっ?』

桜木が、部室から出て行こうとする渚を引き止める。

『掃除、しましょう』

『え、でも』

『おれも早く来すぎたから、掃除しましょう』

『うん、ありがとう、
桜木くんが手伝ってくれたらきっとすぐ終わるよ!』

渚が嬉しそうに笑いながら箒を握る。

『使ってないロッカーとか、物がいっぱい入ってるね』

渚が未使用のロッカーを開けると埃が舞った。

『全く!使ってないロッカーだからって物置にしやがって!』

桜木もぶつくさ言いながらもロッカーを掃除していく。
すると渚の動きが止まっている事に気が付いた。

『…どうしたんすか?渚さん』

『…あ…あの』

渚の顔がだんだん真っ赤になる。
桜木も不思議に思って、渚が見る先を見た。

『……なっ!!こ、こ、これはッ!!』

桜木も渚と同じように顔を真っ赤にしてあたふたする。

ロッカーの中にあったもの、それは


エロ本だった。(ワーオ)


『あの……あの……これ…!』

渚はどうすればいいかわからず、
ただただ顔を真っ赤にする。
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