• テキストサイズ

DevilMent

第1章 小さなきっかけ。


そんな時だった。


「君、優斗の知り合い?」

背後から声を掛けられ、
琴乃は振り返った。

そこには身長が高く、整えられた髪型に
整った顔立ちの茶髪の男が立っていた。

琴乃は無言で頷いた。

「へぇー。妹ちゃんか何か?」

男はニコリと笑った。
琴乃は首を横に振った。

「え?じゃぁ、彼女とか?」

男は驚いたようにそう聞いた。
琴乃が頷くと更に驚いた顔をした。

「へぇー!あいつ高校生と付き合ってんだぁー。やるなぁ。」

男はケラケラと笑った。

琴乃はバカにされた気分になり
思わずむっとした。

「あー。ごめんごめん。バカにしてるんじゃないんだ。で?優斗は?」
男は軽く頭を下げると再びニコリと笑った。

「いない。」

琴乃がそういうと
男はワサワサと頭をかいた。

/ 92ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp