第4章 約束。
それから黙々とご飯を食べ続けた。
なんだか異様な緊張感があった。
"ギシギシ…ギシギシ・・・"
何かが階段から降りてくるような音が聞こえた。
でも、二人は気にする様子もなく
黙々とご飯を食べている。
琴乃は気になり、声をかけようとするも、
その不気味な緊張感に声を出す事が出来なかった。
次第にその足音はこちらへと近づいてきた。
"ウー…ウー…"
うめき声のようなものも聞こえてきた。
じっと部屋の入り口を見つめて居た。
その声と足音がゆっくりとドアの前までやってきた。
ゆっくりと部屋のドアが開いた。