• テキストサイズ

DevilMent

第3章 秘密。


「ごめんなー。迎えいけなくてさ。」

優斗はいつものように琴乃の頭を撫でながら謝った。

「いいよ。」



「んで?急にどうしたの?」

優斗は優しく琴乃の目を見つめた。
琴乃は溜息をついて、
ベットに腰掛けると、口を開いた。


「昨日の事なんだけど…」

「うん。」


優斗は話を聞きながらゆっくり立ち上がり、
キッチンの方でグラスにお茶を注ぎ始めた。


「お母さんがね…」

琴乃がそう言った時、
優斗が手に持っていたグラスを落とした。


凄まじい音と共にグラスが割れ、
中のお茶が床に飛び散った。


「あ。わりぃ!手が滑った。」


優斗は慌ててタオルを持って床を拭き始めた。


「大丈夫?」

琴乃も一緒になってグラスの破片の処理を手伝った。



「ごめん…で、き、昨日お母さんがどうしたって?」


優斗はいそいそと床を拭き終えると
そう聞いた。


何やら顔が青かった。



「あ、うん。えっと…」

琴乃は携帯に入っている母のブログらしき
サイトを開き、優斗に見せた。





/ 92ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp