第9章 つよがり*火神*
入院中も寂しくならないように、と黒子くんがバスケ部のの皆に声をかけてくれて、皆が代わる代わるお見舞いに来てくれた。
心配してくれていた友達も会いに来てくれた。
皆の優しさが嬉しくて久しぶりに甘えてしまった。
そういえばしばらく大我にメールを送っていなかった。
体調が悪くてメールを打つどころではなかったので、1週間以上は連絡していない。
私のことなんて忘れているかな。
アメリカの夏ってなんか楽しそう。
大我の誕生日にプレゼントと手紙を送ったら、楽しそうなバースデーパーティーの写真がメールに添付されて送られてきた。
去年は私が隣にいたのに。
…もう半年も会ってないよ。
…会いたいの。