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黒子のバスケ*Short Stories

第9章 つよがり*火神*


目を覚ますと、病院のベッドに横たわっていた。
窓の外は真っ暗だった。

側には黒子くん。
そして春からお父さんの単身赴任に付いていっていたお母さんがいた。

「名前!…良かった!」

お母さんが目を潤ませて手をぎゅっと握っていた。

「苗字さん、僕と公園で話してたの覚えてますか?あの時、急に倒れたんですよ。」

「そっか…。黒子くん、ごめんね。助けてくれてありがとう。」

まだ体が重くて起き上がれない。

精一杯の笑顔でお礼を伝えると、黒子くんは柔らかく笑った。

過労と栄養失調ということだった。

ご飯を食べれなくなってしまったのは、過度のストレス。

1週間程度入院して、安静にすることになった。

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