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黒子のバスケ*Short Stories

第6章 キミ不足*日向*


「…名前?」

背後の気配や物音がなくなり、振り向くと遊びに来ていた彼女がベッドに横たわってすうすう寝息を立てて眠っている。

…またやってしまった。

熱中すると周りが見えなくなってしまう。

何度か声をかけられたけど、相手もそこそこにフィギュアに視線を向けてしまった。

とりあえず風邪でも引いてはいけないからと、タオルケットをふわりとかける。

「…うー…ん。」

「悪い。起こしちまったか?」

枕元に腰掛け、名前の頭を撫でる。

…ぎゅうっ。

膝に頭を乗せ、腰に腕を回してきた。



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