• テキストサイズ

黒子のバスケ*Short Stories

第49章 ボーイズトーク*黒子*黄瀬*伊月


「もしもし、名前っち?どうしたっスか?」

黒子と伊月の輪から離れ、一人公園の入り口で黄瀬は電話に出た。

「今日友達にドタキャンされちゃったー!でね…。」

電話をしているのになぜか実際の声を聞いている感覚になった。

ふと、正面に視線を移すと、そこには電話の相手が立っていた。

「試合観たくて来ちゃった!まだ終わってないよね?」

今日は会えないと思っていた彼女が急に現れ、黄瀬は驚きを隠せなかった。

「うわわわわ!名前っち!…あー、びっくりした!」

気持ちを落ち着かせ、そっと彼女を抱き寄せた。

「名前っち、会いたかったっス。」

「うん!私も。」

お互いの温もりを感じながら、二人はふふっとはにかんだ。

「あ、そういえば今日笠松先輩もいるっスよ?」

「そうなんだ!じゃあ差し入れもあるし、挨拶しにいかなくちゃ。」

-------------------------------------------

「あれ、黄瀬あんなところにいる。」

「女性の方が隣にいますね。笠松さんとお話しされてるので、きっと海常の方ですね。…黄瀬くん、顔がものすごく緩んでいます。」

「じゃああの子が黄瀬の彼女で海常女バスエースか…。確かに背が高いな。笠松さんとあんまり変わらないし。」

「彼女さん、素敵ですね。二人並んでいるとモデルさんみたいです。

「まぁ黄瀬は実際モデルだし、黙っていれば絵になるな。」
/ 445ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp