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黒子のバスケ*Short Stories

第46章 9月11日*小金井*


女心は複雑なようで単純で。

あの日からすっかり小金井くんのことが気になるようになってしまった。

以前よりも沢山話すようになったし、彼を眺める回数も格段に増えた。

テストはいつもクラスでベスト5に入っていて、意外と勉強が出来る。

今はバスケ部だけど、中学ではテニス部だったなんて運動神経も良いんだな。

調理実習では、男の子なのに手際よく野菜を切っていた。

「姉ちゃんに手伝わされたら出来るようになってたんだよねー。」って言ってた。

何でも出来るのに、全然偉ぶらないでさりげない。

皆からいじられる愛されキャラ。

器用な彼への憧れと、彼自身の周りを明るくする空気にどんどん飲み込まれていった。

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