第41章 待ち遠しかった日常*火神*
今日はいつもより部活が長引いてしまった。
駆け足で待ち合わせ場所へ向かう。
「大我ー!お待たせ!」
「おう、お疲れさん。」
久しぶりの校門での待ち合わせ。
「あ、明日朝練だ。あれマジできちぃんだよな…。」
「カントクさんのジムのプールだっけ?私、たまにお世話になってるよ。」
「はぁっ!?じゃあ部活のこと筒抜けじゃねぇか!」
「大我に、バスケはバカだと勝てないのよ!勉強しなさい、バカガミ!って言っといてだって。」
こうして並んで歩いて何てことない話をする。
それが何だか久しぶりで新鮮だった。