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黒子のバスケ*Short Stories

第34章 キスまでの距離*紫原*


敦とは付き合って3ヶ月が過ぎたけど、彼からキスをしてくれたことがない。

勿論私からなんて恥ずかしすぎて出来ないから待っているんだけど…。

練習中でもくっついてきたり抱き付いてくるのは日常茶飯事。

一緒に歩く時は必ず手を繋ぐ。

ただしそこまで。

「これは私に魅力がないからなんでしょうか…。それかお菓子が好きと同じ意味だったんでしょうか。」

「いや…。そういうことじゃないと思うけどね。独占欲はあると思うよ?」

確かに、敦は他の男の人(特に氷室先輩)と楽しく話しているとご機嫌斜めになる。

「もし名前ちゃんが良ければ…ちょっと試してみる?」

「え?」

「一歩間違えればアツシを怒らせることになるからね。そのあと宥めるの大変だと思うけど…どうする?」
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