• テキストサイズ

黒子のバスケ*Short Stories

第31章 不器用故に*花宮*


まこのユニフォームをくいっと引っ張り、私の方に意識を向けさせた。

「恥ずかしいって…どんだけツンデレなのよ。」

「うるせーよ!気持ちぶつけると、お前を俺のものにしようとして傷つける気がして嫌だったんだよ。」

「全部ぶつけてよ。離される方が傷付くんだから。あたしはまこが好きだよ。どんなまこでも大好きなの!」

彼は今まで見たことないくらいに顔を真っ赤にした。

こんな顔見られるなら、もっと早く言えば良かったよ。

「まこは?あたしのこと嫌いじゃないなら何なの?」

「……好きだ。」

「聞こえませーん。」

「もう言わねぇぞ!」

ねぇ、まこ?

子供の頃からずっと一緒だったんだから。

あなたがどんな風になっても、あたしはあなたを支えるから。

あたしには全部さらけ出して。
/ 445ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp