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黒子のバスケ*Short Stories

第22章 妬く。/黒子*日向*青峰


<青峰>

日曜日。

いつもの公園。

部活には出ない。

だが、ボールには毎日欠かさず触っていた。

名前がベンチに腰掛けて、頬杖をついて俺の方を眺めている。

喉が渇いて、ベンチにあるスポドリをごくごくと飲み干した。

「ねぇ、大輝。」

「あ?」

「…ううん、何でもない。」

普段ははっきり物を言う名前が、口ごもっている。

「何だよ。言え。」

「…あたしとバスケどっちが好き?」




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