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黒子のバスケ*Short Stories
第21章 甘える。/紫原*黄瀬*伊月
「そりゃ、愛を込めて名前っちの髪に触ってますから。」
「もー…すぐからかうんだから…。」
そう言いながらも、ちょっとはにかんだような笑顔を見せた。
「本当っス。名前っち大好き。」
後ろから俺よりも小さな彼女をすっぽりと包むように抱き締めた。
ねぇ、名前っち?
結婚して一緒に暮らしたら毎日こんな感じなんスかね?
…なんかいいっスね。
俺だけに見せる無防備な笑顔が可愛くてしょうがない。
「一生一緒にいてほしい。」
いつになるかわからないけど、必ず伝えるから。
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