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黒子のバスケ*Short Stories

第19章 一筋の光*青峰*


翌日から私は屋上に行かなくなった。

自分の中で大輝くんがどんどん大きくなってきて。

夕のことを思い出す時間が日に日に少なくなることが恐かった。

いつか夕のことを何ヵ月も何年も思い出さずに過ごすことになるんだろうか。

たまに大輝くんから着信が入っていることもあったが、彼と接触するともう気持ちを抑えられなくなる気がして電話を返すことはなかった。

きっとバスケ部の練習に参加する時間も増えているだろう。

校舎が違うので、学校内で会うこともなかった。

もういいの。

このまま時間が経てば、大輝くんのことも忘れられる。
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