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黒子のバスケ*Short Stories

第18章 8月2日*火神*


皆で美味しい料理を食べ、会話も弾む。

大我はリコ先輩と木吉先輩と話しているみたい。

彼の嬉しそうな顔が見られただけでも準備を頑張った甲斐があった。

まずリコ先輩と日向先輩に大我の誕生日パーティーをしたいので協力してもらいたいとお願いした。

大事な練習の時間を頂くのは心苦しかったが、どうしても彼が大切にしている誠凛バスケ部でお祝いしてあげたかった。

そこから部員全員にそれぞれお願いに回り、協力してもらえるように取り付けた。

大我にバレないように、打ち合わせはすべてメールで行った。

家庭科室の飾りは一人一人少しずつ作って持ち寄った。

黒板のメッセージは休憩時間に抜け出して書いてもらった。

沢山の料理をさすがに一人では作れなかったので、水戸部先輩と一緒に用意した。

手を痛めてるというのは、もちろん嘘。

私のわがままを叶えてくれた皆に本当に感謝。

「これって皆で用意してくれたんすか?」

「まぁ手伝いはしたが…ほとんどは苗字だな。」

「愛ゆえよねー!火神くん、あんた名前ちゃん大事にしなさいよ!」
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