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黒子のバスケ*Short Stories

第15章 素直な気持ち*黄瀬*


よくテレビで見かける有名人の婚約や結婚の会見。

まさか自分と結婚しようという人がしているのを見ることになるとは思っていなかった。

「お相手の方は芸能人の方ですか?」

「一般の方っスね。高校の時からの付き合いなので、もう7年一緒にいます。」

そんなに経つのかぁ…。

ここまであっという間で、もう涼太と一緒にいるのが当たり前みたいになってたから。

「どんな感じの女性ですか?」

「明るくて笑顔がよく似合う子っス。優しいから我慢ばっかりして素直になれないところもあるけど、可愛くてしょーがないんスわ。」

気付いてしまった。

涼太が私のこと話す時、表情が私の前にいる時みたいに緩む。

テレビのためのクールな格好いい笑顔じゃなくて、犬みたいな懐っこい可愛い笑顔。

私のことどれだけ好きなの?

やっぱり涼太しかいないよ。
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