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黒子のバスケ*Short Stories

第14章 Hot Spring*誠凛*


<火神>

「そういえば火神くんと黒子くんいなかったわよ。あらかた黒子くんがのぼせて火神くんが付いてるとかかしらね?」

じゃあ後でちょっと様子を見に行こうかな。

身支度もそこそこに、温泉を出た。

すると、入り口のそばの椅子に横たわる黒子くんと、そばでジュースを飲みながら話をする大我の姿を見つけた。

さすがリコ先輩!予想的中の状態だった。

「名前、風呂出たのか?」

大我はすぐに私に気が付き声をかけてくれた。

「リコ先輩がお風呂に大我と黒子くんいなかったって言ってたから、大丈夫かなと思って。」

「あー…あの後カントクに殺されたってとこか。」

小金井先輩を肩車したとのことだったが、黒子くんがのぼせたので間一髪リコ先輩の鉄拳制裁から逃れたらしい。

「火神くん、ありがとうございました。僕はもう大丈夫です。」

黒子くんが起き上がり、大我の肩をぽんと叩きこう言った。

「…二人きりになれるのは今しかないですよ?」
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