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黒子のバスケ*Short Stories

第13章 KissHug*木吉*


「鉄平くん、最近一段とリハビリ頑張ってるね。」

リハビリの先生が声をかけてきた。

「今月までに杖を使わずにしっかり歩けるようになりたいんです。」

今はだいぶ歩けるようになっているが、たまにバランスを崩し覚束なくなる。

「まぁ目標設定して取り組んだ方が効率的だけど…来月に何かあるの?」

「…彼女の誕生日なんです。来月の1日。」

当然入院中だからプレゼントを買いに行くことも、どこかへ連れていってあげることもできない。

今、俺が出来る限りのことをしてやりたい。

「今のところは経過も順調だし、この調子なら大丈夫。頑張りなさい。」
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