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黒子のバスケ*Short Stories

第12章 Confidence*高尾*


それから、高尾くんを通じて何人か友達が出来た。

彼と私を含めて男の子3人、女の子3人で一緒にいることが多くなった。

ある日の昼下がり、食堂で皆でお昼ご飯。

「そういえばさ、高尾の高校ってバスケすごい強いところだったんだろ?」

「秀徳はヤバかった!俺もバスケ部だったけど、高尾結構有名だったもん!」

「まーね。俺の青春は全部バスケに注いだから。」

バスケ…。

ふと高校時代を思い出してしまった。

私がバスケをしていたわけではない。

彼だ。

「…あ!本返しに行くの忘れてた!!もう出ないといけないのに!」

学校の図書館は本館から少し離れたところにあり、しかも延滞すると司書さんの嫌味を込めた忠告を受けなければならない。

「返すだけなら、私行ってくるよ。まだ講義まで時間あるし。」

「名前ありがと!」

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