第5章 純白の存在
目の前には冗談でも
豪華と言えない食事。
贅沢言ってられないよね……。
いただきまーす。
私の右側には陸斗、
左側には斎藤がいる。
さっきから私達のところだけ無言だ。
だって~あんま喋んないもんね~
それより目の前で騒いでいる
新八と平助、そして何故か海斗も
加わって騒いでいるのだが…
騒がしい……
私は溜め息を付きつつ
おかずに手を伸ばし
そして口に入れた。
ん………これ………
陸斗「百合様どうなさいました?」
私が口に含んで固まっていたからだろう
陸斗の声にみんなは一斉に私の方を向いた。
斎藤「口に合わなかったか…?」
ふ~んってことは斎藤が作ったんだ。
『あんた……料理上手いね?』
私が意外なことを言ったからだろうか
斎藤の目が大きく開かれそして
少し笑みがこぼれていた。
ってか、なんとなくだが……
昨晩のこと気にしてないのか?
まぁ土方とはまだ話していないが…
まぁいいや、これ美味しいし。