• テキストサイズ

狂桜鬼伝【薄桜鬼】

第4章 裏と表と誠の意


『……………………』


只今陸斗と海斗の部屋の壁に
膝を立てて外を眺めながら座っている。



海斗「百合~
お前バレたこと後悔してんの?」



後悔してないと言ったら
嘘になるかもしれないな。


この気持ちは何だ?



恐れ?



『……………別に………』


このまま、消えればいい。
何もかも残らずに………


陸斗「………………百合様、
明日からはどうするおつもりで?」


明日から?


ふっそんなの決まってる。



『裏でいく、
今更嘘の自分をさらけ出してもな…』


本当に、今更だな。
ふっ最初から裏でいけばな…


あんな綺麗な奴らの顔を
歪ませずに済んだのにな。


『もう寝る……………』


私はそう言って隣にいる
陸斗の膝に頭を寝かせた。



所謂、膝枕?


私達の日課だ。


海斗「百合ー!!!
今日は俺が百合にする番だろー」



シカトシカト。


陸斗「馬鹿、もう寝てらっしゃる」



陸斗の声が遠のき私は深い眠りに落ちた。
/ 76ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp