第4章 裏と表と誠の意
何?私変なこと言った?
『・・あんた達は私が気配に気づいていないって
思ってるかもしれないけど
私達とあんた達が話してるとき
私天井にいた人の気配気づいていたんだよ?
・・・・今も居るよね?ここに?』
私は天井を指差して冷たい
目を斎藤に向けて言った。
斎藤「あぁ。」
驚かないってことは~
知ってたのか、斎藤は。
『それに……………………
・・・もう出てきていいよ?
別にもう気づいてんだから
こそこそしなくてさ………。』
私は再度壁にもたれかかった。
私の発言後斎藤はまた目を見開いた。
そして月明かりから出てきたのは
先程集まった内の五人だった。
土方、沖田、平助、永倉、原田。
沖田「君、演技が上手いね。
僕でも気づかなかったよ?」
『そりゃどーも』
沖田が笑って言ったから
私は庭を眺めて言った。
土方「…………お前何者だ」
『ふっ何者か…………。
・・・何者なんだろうな、私は・・』
私は無表情で目を細めて
六人に向けて言った。