第3章 タイムスリップ
近藤「あはは、
九条君は元気がいいなぁ」
近藤は私の目の前で笑っていた。
この人はきっとパパだな。
なんとなく………
山南「後ろの方々は?」
『私の右後ろにいる人が
兄の漆陸斗、そしてこっちが
弟の海斗ですっ!!
この二人は双子なんです。
私とは幼なじみで九条家の
仕事を一緒にしています。』
私は後ろを向き手を向けて言った。
陸斗は一礼したが海斗は
不機嫌な顔をして私を見た。
はぁ…………
土方「で?
何でお前らはここにいる?
長州の者ではないと
言ったのは本当のことか?
それにお前………
今九条家のお嬢は三代目だと聞くが?」
質問多いな………
私はそう思って再度
後ろを向いて陸斗を見た。
陸斗「我々がここに来た理由は
何故かはわかりません。
我々はあの丘の上にある桜の木の
下に気が付くと座っていました。
貴方方は信じられないかも
知れませんが我々は今から
約百五十年以上も先の未来から
やってきました。
ですから、お嬢は三十二代目なのです。」
『ですっ!!!』
後ろを向いた私に気づいたのか
陸斗は姿勢を正して言った。
陸斗、素敵。まじありがとう。
土方「です、じゃねぇ!!!
てめぇは何も話してねぇだろが!!」
海斗「だから!!お嬢に向かっt!!!」
周りのみんなも時が止まったように
動かなくなった。
そして空気も一変した。
私が海斗に銃口を向けていたのだから。