第3章 タイムスリップ
ふぅ~ん、なんかこの人強そう。
「へぇ~君かわいいね。
そう思わない?一君?」
礼をした私は顔を上げその
一と言われた人物を見た。
セミロングくらいの髪を緩くサイドに
ズラして片目が前髪で隠れていた。
………こいつ………絶対強い……
私は確信を持てないことを
勝手に決めてしまった。
まぁ当たるからいいんだが…
一「そんなことより、
何故そんな格好をしている?
長州の者か?」
一と言われた人物は瞳を
私に向けたまま刀を握って言った。
『長州?長州って何ですか?』
私は瞳を一から先程
話しかけてきた人物へと移した。
「クスクス、君面白いね、
長州を知らないんだ………。
それじゃ教えてあげる
ついでに屯所まで来てよ。
土方さんに報告したいしね。」
…土方………?
………土方?!
『………お願いします!!』
私は満面の笑みを浮かべて
その人物に言い払った。
海斗「おい、百rっつ!!!」
海斗が発しようとすると陸斗が
海斗の足を思いっきり蹴った。
ナイス、陸斗。
私はそれを雰囲気で感じると
歩いていく男達に付いて行った。
そのあとを普通に歩く陸斗とは反対に
海斗は痛みに耐えながら追った。