第3章 タイムスリップ
陸斗「もしや、我々はタイムスリップですか?」
『……確信は持てないが……
とにかく町に行ってみるか…
今何年なのか分かれば確信が持てるからな…』
私は陸斗の言葉に返答すると
足をゆっくりと進めた。
陸斗と海斗は私の後ろに
並んで足を進めていた。
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今先程丘の上で見た町を歩いている。
とにかく周りの視線が痛い。
男も女も私達のことを凝視だ。
まぁ後ろにいる二人は現代でも
格好いい双子として有名だから
周りにいる女共はこいつらに
顔を赤らめているのだろう。
それじゃ男はなんだ?同性愛か?
まったく、どんな時代の奴らなんだ。
海斗「なぁ~陸斗~
何でこいつら俺らのこと見てんの?
陸斗「俺が知るか、まぁ間違いないのは
百合様の美貌に魅了されてんだろう。」
は?私の美貌?こんな汚い体に?
はっ見る目ないな~周りの男も
この後ろにいる男らも………
百合はまったく自覚していないが
百合は容貌はもちろんのこと
容姿ともに美しく、寝間着で
着ている赤色の着物が百合の白く
細い体を寄り引き立てていて
歩く度にチラリと見える細い足が
周りの男を魅了していた。
またお尻まである長い藍髪が
太陽に反射してきらきらと輝いていた。