第2章 狂い咲きの桜の下
『…………おい、何やってる』
私は着物を羽織ったままの状態で
倒れている二人の元に襖に腕を
置いて下を向いて言った。
「おっお嬢……その姿は……」
「……やっやばい……」
男中二人は私の方を見ながら
そう言うと顔を赤くして俯いた。
陸斗「おっお嬢…何度言ったら…
はしたないですよt『止めな、陸斗。
お前私に犯されたいのか?』
私は起き上がった陸斗の
胸ぐらを掴んで言った。
陸斗にお嬢なんて言われたくない。
大体から海斗はともかく陸斗が何故か
私が九条家を継ぐお嬢になってから
呼び名が変わったんだよ。
それに敬語だし。
「おかっ……犯す……」
周りの男中二人はまたさらに
顔を赤くして見上げていた。
海斗「おい、百合!!!
こんな奴じゃなくて俺とヤrブフ!!」
起き上がった海斗は陸斗を
掴んでいる私の腕を持って
そう言うと私は海斗の顔を肘で打ちのめした。