第2章 狂い咲きの桜の下
「お嬢!!お帰りなさいませ、
こちらにお召し替えのご準備をしております!!!!!」
廊下を進んでいくと一人の
長身の男が私に話しかけてきた。
まぁ所謂、女中?いいや男中か?
『あぁありがとう。』
私は男中に微笑しながら言うと
案内された部屋に入っていった。
ふぅ~ん、かっこいいじゃん。
あの男中なかなかのセンスだな。
私は目の前に出された着物を
広げて持ち上げると着物を眺めた。
パサッ
私は全ての服を抜き着物に袖を通した。
そして帯を巻く前に少し着物をまた眺めた。
ガラッ
海斗「おい、百合!!!
何してくれるんdっ!!!!!」
陸斗「こら、百合様にご迷惑が…っ!!」
いきなり開いた襖から怒った
海斗と陸斗が私を見て言った。
そのときの私の姿はまだ下着が見えていて
着ていた赤い着物がはだけていた。
バタンッ
二人は私の前で鼻血を
出しながら倒れそうになったが
男中二人が隊長!!、陸斗さん!!
と言って二人を揺すっていた。