第8章 嵐の休日
次の行き先は美術館。
といっても大きいところじゃなくて個人で開いてる個展だ。
翔
「ここ、昨日まで一般公開してたんだけど撤去は都合で夜になったから、少しだけ特別に見せてもらえることになったんだ」
…つまり、貸し切り?
潤
「なかなかいいじゃん。翔、お前やるね」
翔
「気に入ってもらえて何より」
智
「書くのも好きだけど見るのもいいね」
翔
「松潤はもう少し見るかな?リーダーには特別室があるよ。こっち来て」
智
「え?」
そう言って翔君が案内した先には一つの部屋が。
そこにはイーゼルなど絵を書く道具が一式そろっていた。
翔
「後で個展を開かれた方も用事で来られるから、聞きたいことあったらどうぞ」
智
「すげ~!!マジでこれ借りて良いの!?」
翔
「もち。ちなみにモデルは結衣ね」
結衣
「え!?私!?」
智
「いいねぇ、書きたい♪」
雅紀
「結衣なら僕も書く~」
和也
「じゃ、私も書きますかな」
翔
「じゃああっちで着替えてきてね」
結衣
「え!?着替えるの!?」