第10章 嵐に添い寝
翔
「あ~、緊張した~!」
結衣
「え!?翔君緊張してたんですか?」
翔
「そりゃするでしょ、好きな子と一緒に寝るんだから。もう顔に出さないよう必死よ(笑)」
そうだったんだ。いつも私だけ緊張して、からかわれてるのだとばかり思ってた。
なんか嬉しいなぁ。
翔
「結衣も緊張してたよね。俺の事男として意識した?」
結衣
「そ、そりゃしますよ。翔君格好良いですし」
翔
「ありがと。それはちゃんと異性として見てるって事でいい?芸能人としてじゃなく」
えっ。
翔君も潤君と同じ事を言ってる。
私が驚いていると、翔君は私の頭をポンポンと優しく撫でて去っていった。
私は皆を嵐としてじゃなく、異性として見てるのかな。
正直今でもあの告白がドッキリじゃないかと思うけど…。
そんなの皆に失礼だよね。ちゃんと向き合わないと。