第6章 嵐の飲み会
[雅紀side]
本当においしいや。
リクエストした料理をいきなりパッと出しちゃうなんてすごいなぁ。
雅紀
「結衣ちゃんすごいね!俺たちとそんなに歳変わらないのに、どこで覚えたの?」
結衣
「一人暮らしが長いので自然と…。正直裕福ではないので基本何でも手作りです」
えへへ、と照れ笑いする結衣ちゃん。
かわいいなぁ。料理上手でかわいくて、控えめで照れ屋さんで。…好きだなぁ。
結衣
「でも、食べてくれる人がいるっていいですね。おいしいって言ってくれると幸せです」
ニコッと本当に幸せそうに笑う。
雅紀
「いつだって食べるよ!いつでも呼んで!」
僕は結衣ちゃんの頭をヨシヨシしながら言った。
嬉しそうな顔してちょっとはにかむ結衣ちゃん。
雅紀
「か~わいい♪」
僕は思わず結衣ちゃんを抱きしめた。