第3章 ドキドキの嵐
[潤side]
ニノが結衣ちゃんで遊んでるな(笑)
涙目になってかわいそうに…。
でも、ニノのあの顔。真っ赤になってないか?
ひょっとしてニノも、結衣ちゃんの事気に入ったのかな。
ミイラとりがミイラになった、か(笑)
助けてあげるか。
潤
「おいニノ、そんなに結衣ちゃんをいじめるなよ」
俺はそう言って結衣ちゃんの手をとって立たせてあげた。
結衣
「あ、ありがとうございます。松本さん」
………ん?
潤
「あれ、下の名前で呼んでくれるんじゃなかったの?それともお仕置きして欲しいの?」
俺は結衣ちゃんの手を引っ張ってそのまま抱きしめると、ツ~ッと背中に指をはわせた。
結衣
「!!??」
固まる結衣ちゃん。
やべ、助けるつもりだったのに(笑)
でもクセになりそ(笑)
なんかいちいち反応がかわいくて、からかいたくなる。
ハマったかも。俺。
そのまま手を顔の方に移動させた所で、リーダーに手を叩かれた。
潤
「いてっ」
智
「松潤も初日からとばしすぎ(笑)」
…確かに。昼間会ったばっかだっけ。
皆が攻めるから、つい俺もやってしまった。
これからまだまだ時間はあるんだから、ゆっくり楽しまなきゃね…。