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イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】

第6章 勉強会【遊び人宮廷官僚レオ/R18】


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「本日は
貴族の方々が参加される勉強会の
助手をして頂きます」


朝食の席でジルは
今日の公務についてサラに話していた。


『助手…ですか?』


「はい。
全員、
仮面を着けての参加が義務付けられておりますので
身分を知られる事はありません」


『か、仮面?
何故、そんなものを?』


「理由はいくつかありますが……
大きな理由は
“身分に関係なく、
公平な態度で講義を受けられるように”です。
身分の高い方が、間違った回答をしてしまっては、
今後、領土を治めるにも影響が出かねませんし、
また低い方が遠慮して、
積極的に回答出来ない可能性もありますから」


『……そうですね、言われてみれば。
そうまでして行う勉強会…
そんなに大切なんですか?』


「はい。とても。
ウィスタリアの国力を上げるために
王宮も色々策を練っているのですよ。


今回の勉強会は、
プリンセスにとっても有意義なもののはずです。
ご自分にとっても勉強だと思って
励んで下さいね」


『分かりました。
助手は初めてですが、精一杯がんばります』


サラはにっこりと微笑んだ。


「それから、本日の講師ですが……」

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