イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第11章 優しく【ミステリアス公爵ルイ/R18】
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翌日の昼。
王宮内の廊下を歩くユーリ。
ユーリ(まさか、氷の人形ってよばれるルイ様が、
一晩中するなんて思わなかったな)
考えているとユーリはルイとすれ違う。
ユーリ「あ……(目、まんまる)」
ルイ、足を止め、振り返って。
ルイ「……なに?(無表情)」
ユーリ「……いえ、なんでも(にっこり)」
ルイ「……そう」
ルイ、去って行く。
ユーリ(ルイ様の首筋……キスマークがいっぱい付いてた//
もしかして……ルイ様ってドM?
いや、サラ様にさせてるわけだから、むしろドS?)
くだらないことを考えながら
ユーリはジルの執務室へ向かう。
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ジル「“公務”の為の準備期間は本日をもって終了です。
ユーリ、
監視役
お疲れ様でした」
ユーリ「いえ。楽しく監視させてもらいました(にこにこ)」
(監視といっても、盗み聞きして
危なそうなら踏み込むってだけだけど)
ジル「(この状況を楽しむとは)貴方は……末恐ろしい方ですね(微笑)」
ユーリ「お褒め頂きありがとうございます(にこにこ)
それで、今後は?」
ジル「明日の夜から本格的に“公務”が始まります。
事に及ぶことが前提ですので
監視は必要ありません。」
ユーリ「…はい。わかりました(にこにこ)」
ジル「お疲れ様でした(微笑)」
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ユーリ(そっか…サラ様、とうとう…)
サラの行く末を密かに案ずるユーリと
ジル(他の男との情事を監視してにこにこしているなんて、変態にもほどがある…
ユーリ……本当に末恐ろしい…)
自分の事を棚に上げて、
ユーリを変態呼ばわりするジルであった。