イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第5章 初めてのレッスン【俺様騎士アラン/R18】
『っ///』
アランの美しい唇から零れる
熱い吐息が
鼓膜を犯す。
思わず身を捩るサラ。
[耐えなくちゃ……レッスンなんだからっ…]
(素直な反応…)
甘い刺激。
『………ん…やあっ』
[やだ……声がっ///]
『あ……アランっ……
この…レッスン………
私は具体的に……なにをすれば……?
………ああ………』
(……ああ、そうだったな…)
「今日は初めてだからな。
何もしなくていい。
まずは男に慣れろ」
『ん…分かっ…た…ああ』
サラは恥ずかしそうに長い睫を伏せた。
(……こいつ…本当に純粋すぎ…)
アランの柔らかな唇が
触れるか触れないか曖昧に
サラの耳の輪郭をなぞる。
「耳…弱いの?
震えてるけど」
吐息交じりに楽しそうに囁きながら
耳を食むアラン。
『ん……違っ…』
羞恥に思わず否定するサラ。
「…そうか。
なら……どこがいいのか言えよ」
『…っ』
[アラン、なんだか意地悪な気が…]
愛らしく睫を震わせて
必死に我慢するサラを見て
アランの欲が掻き立てられる。
(やばい…
こいつ、まじで苛めたくなる)